祐介は週末の夜、彼女の家を訪れるのが習慣になっていた。
彼女の真琴は清楚で優しい女性であり、その妹の莉奈は無邪気で小悪魔的な魅力を持つ。
二人はまさかのお互いに祐介を愛していることを知りながら、暗黙の了解で彼を共有するという禁断の関係を続けていた。

金曜日の夜、祐介が家に着くと、真琴が優しい笑顔で迎えてくれた。
「今日は一緒にゆっくり過ごしましょう」と声をかけられ、彼は真琴の部屋へと誘われる。
部屋の中は落ち着いた香りと静かな音楽に包まれ、二人きりの世界が広がっていた。祐介は真琴の柔らかな手に引かれ、彼女の穏やかな愛情に包まれていく。

翌朝、リビングに降りると妹の莉奈が待ち構えていた。
「お兄ちゃん、今日は私の番だよ！」と笑顔で腕を引っ張り、強引に彼を自分の部屋に連れて行く。
莉奈の部屋は明るくポップな雰囲気で、性格そのものだった。
莉奈はおどけるように祐介に甘えながら、時折真剣な眼差しで彼を見つめる。
祐介はそんな莉奈の無邪気さと魅力に抗えなかった。

夜になると、姉妹がそろって祐介を挟むように座る。
「祐介くん、どっちが好きなの？」といたずらっぽく尋ねる莉奈に、真琴は優しく微笑みながら「困らせないの」と諭すように言う。
しかし、祐介が答えを出すことはなく、三人の不思議な関係はそのまま続いていく。
禁断の週末は、終わりの見えない甘美な夢のようだった。